岸のあちら側、こちら側

仏教的には三月の春分の日の前後、彼岸と言っています。

一年のうちでもっともあの世とこの世が近くなる時季とも言われています。

でも川の岸を挟んで、あちらとこちら。

容易に行き来はできない。

同じ空間にあるようで、でもこちらは人間界という修行の場。

誰しも、泣いても笑っても簡単には抜けられない。

みんなに平等な「一生」という機会と時間を与えられたとすれば

これほど幸運なことはない。そこまではみんな同じ。

ただその「一生」を、砕けないように、小さなキズさえも付かないように

箱に入れて取り扱い注意にしてしまうのか。

それとも、おもいきりブンブン振り回してフル稼働させて、「一生」という機会を最大限使い倒すのかどうかは、自分次第。

動けば動くほど、初めていろんなことに気づく。

次から次へと違う景色をたくさん見たい、と思うのです。