世の中にはいろいろな仕事がありますが、葬儀の仕事は特殊なところがあります。
それは次のようなところです。
サービスを提供する相手「お客様」がもうすでにお亡くなりになっている、というところです。
亡くなってからが、故人様という人物と、葬儀社である私との出会い。
亡くなってから、お知り合いになる。
お元気な時にお話ししてみたかった、と思うことも何度もあった。
実際にお話しは出来ない分、心の中で呟きながら思案する。
こんな感じでどうですか?
こんなお花でいかがですか?
遺影写真こうしました・・・・、などなど。
その問いかけのお返事は、ご遺族から頂くことになるのです。
「やあぁ~おばあちゃんのイメージだあ」とか「普段の父さん、こうだったあ」とか。
そんな言葉を聞けた時、交信ができたかも。
と僭越ながら感じています。